第１２１回例会（2008年　２月）

明日の幸福

　　ある経済団体の理事長をつとめる松崎家の当主・寿一郎には、大臣になりたいという願望と家宝の埴輪を殊のほか大事にするこだわりがあった。
　その埴輪の馬に、祖母、妻女、新婚の嫁三代につながる秘話が隠されている。ドラマは三世代同居の大家族、松崎家の人々をめぐって巻き起こる人間喜劇である。
　
　　作　：　中野　實　　　演出：石井　ふく子
　出演：渡辺　美佐子／竹脇　無我／長山　藍子　他　

　感想文集から

○　俳優さんの体の鍛え方が分かった。きれいではっきりした言葉を喋るだけではなく、やはり体を鍛えなければ舞台をやってはいけないということが分かった。長山さんの回転とイスへの飛び座り、そして嫁役の開脚・静止（埴輪を大切に運ぶ時の様子）は最高でした。皆、日頃から鍛錬しその結果が舞台になるのだと思うと感動します。私も頑張らねば。　　CAR3

○　いつも例会をみるたびに良かったと感動するのですが、今回は特に知名度の高い役者さんばかりでしたので、本当に良かったです。こんな近くで、こんな素晴らしい演劇に出会えるのは最高です。この感動をもっと多くの人にも味わってほしいと思いますね。　　　　　　　二輪草

○　家族の家宝を守り続ける三世代の女性達の苦労の姿、途中ユーモアもあり、会場に笑い声がひびく久々に楽しいお芝居を観ることが出来ました。とても楽しかったです。　　　　熊友会

○　なんて楽しいお芝居だったんでしょう。顔の筋肉はずっとゆるみっぱなし、時間が短いなんて思えない充実した時間でした。お蔭様で心身ともにリフレッシュできた一夜でした。三人の女性の身体のやわらかさ、特に渡辺美佐子さんの体当たりの演技には、びっくり、日頃どんな訓練をしているのでしょうか。私も「明日の幸福」を目指して頑張ろうかなって思います。あと、父上様の経済同友会の理事長が厚生大臣という意外性も演出の一つでしょうか。　　　（無記名）

○　ベテラン俳優さんの無言の演技が素晴らしかった。さすがだと思いました。あらすじも良く隠しておく事の苦しさをうまく表現して、笑わしてくれて大変良かったです。見終わってから、もっと知り合いに見せてあげたい気持になりました。　　　あずみの

○　とに角、渡辺美佐子さんのしぐさに大笑いしました。芸達者が集まって、見ごたえのあるお芝居でした。埴輪があんなにバラバラにこわれて、でも胸がすーとしましたね。長山さんは毎度いいストレス解消。　　　竹の会

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